死ぬまで?

おやき

2014年11月16日 06:06


きのうの母は借りてきた猫のようにおとなしく、こちらが拍子抜けしてしまうほど、前夜の勢いはありませんでした。

朝、ストライキ決行中と書いてあったので、ファンヒーターを点けに階下へ降りたら、もうすでに点いていてビックリ。

さすがに朝飯は作ってくれないだろうと思っていたら、それから10分後ぐらいに階下で「ガチャ、ガチャ」と物音が聞こえ始め、

慌てて下へ降りていって「きのうはすみませんでした!」と一言言ったら、「まったくぅ、連絡ぐらいできるだろっ」と一言返ってくるだけ。

どうやら、前夜ひとりで大騒ぎしたことを深く反省している様子なので、そのままそ~っとしておきました

でも、蕎麦打ち師匠のお宅まで電話をかけたというので、おやきを作り終えてから電話でお詫びを入れました。

84歳の娘さんが電話に出られて「とにかく、ようこさんが無事で何より」と言っていただけてホッ。

「でもね、ようこさん、そんなの序の口よ。うちだって一緒だから」と言われるので、

「何がですか?」と聞くと、

「うちだって、104歳の母上が同じことをするんだから。わたしが1時間でも遅く帰って来ようものなら、どこへ行っていた?何してた?どうして遅くなった?って、本当に機嫌が悪くなるんだから。ねっ?だから、わたしはお母様の気持ちもようこさんの気持ちもよ~くわかるの」

って、言われてしまいました

『え~っ!どちらかが死ぬまで、この騒ぎは繰り返されるの?』

電話を切った瞬間、諦めにも似た脱力感でいっぱいになりました

「おやき」は「信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/


関連記事