金沢から戻った翌日、つまりおとといの朝、わたしの気分は最悪。
母と前夜に喧嘩をした挙句、朝食はふたりともムッツリとして言葉も交わさず、「行ってきます」さえ言わずに家を出た。
他人なら言わずにいることも、親子だと遠慮もなく言い合ってしまうことは悪いことではない。けれど仲直りするキッカケがなかなか見つからなかったりする。
その朝も車を運転しながら「あ~あ、気分悪い!」とつい独り言。
そんな気分でスタートする日はいいことがあるわけがない。。。って、始めからわかっていればねぇ
店に到着。まずやることは荷物専用のエレベーターにお粉のタッパーを入れて2階に上げる作業。
エレベーターの扉を何気なく開けた。
・・・・・
目の前に広がる光景が一瞬理解できなくてキョトン。それから「
エ~~~ッ!!」
先週土曜日の夕方、下処理をして軽いしょうゆ味をつけた
しめじ10kgを小袋に分けて詰め、トレイに載せた。そこまではいい。。。
それをエレベーターに入れて階下の冷凍庫にしまうはずだったのに、わたしは忘れて帰ってしまった
一瞬にして「しめじ10kg」何千円かがパーです
その日の午後、あるホテルにおやきを納品に行った。
ホテルの担当に言われた場所に車を停めようとするとすでに先客がいる。すると係員のおじさんが出てきて「納品かね?」というので「はい」というと、ホテルの裏手を指差して「あっちの奥の方に停めていいよ」と言う。
おじさんも親切に一緒に歩いてその場所まで行ってくれた。そして、ポールが立ててある場所を指差して「ここに入れて」と、ポールまでどかしてくれた。
「突っ込んで停めていいですか?」と窓から顔をだして聞くと「だめだめ、お尻から入れて」と言う。。。。ここで皆さんだいたい察しがつきますよね?
どしゃ降りの雨の中、バックミラーもよく見えない。でも、隣の車と頭を揃えるぐらいまでバックはOKだろうと思ったのが間違い。あと30cmは大丈夫かな、と思ってアクセルを軽く踏んだ瞬間「
ガシャッ!」
あの車をぶつけた時の何とも言いがたい音が耳に聞こえて「あ~あ!やっちゃった」
泣きたい思いでドアを開けて『何があったの?』と外へ出てみれば、誘導してたはずのおじさんの姿はない!
ちょうど死角になる左後方に4,50cmのコンクリの塀があったのでした。。。。
おじさんはぶつかった瞬間に近くのドアから中に飛び込んでしまったらしい。ズルイよぉ
よくよく考えてみれば、おやきはトランクに入れてあるんだから、突っ込んで入れた方が取り出し易かったのに。
わたしの愛車は見るも無惨。後ろのバンパーにクッキリと5cmぐらいのカギ裂きの穴ができちゃった。。。
2度あることは3度ある、、、を呪文のように唱えて、その後は家まで何とか辿りついけれど、マイナスな気分で一日が開けるとロクなことはない、という教訓。しっかり身に沁みました
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/