スコッチエッグ

おやき

2009年04月24日 06:03

きのうは「ワインアソシエーション」というワイン勉強会に参加し、8種類ものワインを
勉強しながら!!いただいてまいりました

本当はそのワインたちをご紹介するつもりでいたのですが、10時過ぎの帰宅で今朝は母と一緒に朝寝坊。。。

なのでまた後日ということにして、今朝のお話はたまたまきのうのワイン会で話題に上った

「自分の好きなこと」

「小出さんが小さい頃から好きだったことって何ですか?」と同じテーブルにいた女性に聞かれた。主催者のソムリエ高野豊氏のワインの造詣の深さ、ワインだけでなくお酒全般、食材全般に及ぶ探究心のすごさについて話していた時のこと。

「好きだからトコトン追求できるんだよねぇ」と感心していたら、突然聞かれた質問。

「わたしはやっぱりお料理が一番好きだった」という言葉を皮切りに、わたしの昔話が始まり、始まり~~。

そもそもわたしが家族のためにお料理を作ったのは小学校3年生の時。まだ学校で家庭科の授業もなく、お料理の知識といえば母が買っていた「くらしの手帖」という婦人雑誌からのみ。

お料理を作ったことがなくても、その本の料理ページが大好きで毎月「くらしの手帖」が届くのを楽しみにしていた。今のレシピ本のように料理の手順の写真や完成品の写真もなく、載っているのは作り方の文章と材料だけ。

それでも想像力を逞しくして、お料理の完成品を空想するのがとっても好きだった。

ある日「スコッチエッグ」なる料理が登場。

『すご~~く、美味しそう!』と単純に思ったわたし。母(その当時は自宅の隣で簡易郵便局を切り盛りしていた)のところへ飛んでいって「お母さん、今夜はわたしがお料理作るね!」と言って、家族6人の夕食代500円を貰って買い物へ出た。

レシピ通りに添え物のキャベツやトマト、パセリにいたるまで買ったら500円がなくなって、他の副菜を買うお金も残らなかったっけ。

急いで家に帰って、ゆで卵からスタート。。。。ゆで卵にハンバーグの具がまとわりつかずに苦労して(本には小麦粉をつけるって書いてなかったし)、やっと出来上がってみたら8時を回ってた。

              

家族は何も言わずにじ~っと黙って待っていてくれて、パン粉がところどころ焦げて黒くなったスコッチエッグを、美味しい、美味しいって言ってくれた。。。。このお料理のお陰で今の料理好きなわたしがいるわけです。

久し振りに昨夜「スコッチエッグ」の話をご披露して、改めて自分の原点を振りかえっていました。

「好きこそ物の上手なれ」ですね。



「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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