そうめんとひやむぎ
朝からナンですが、皆さんは「そうめん」と「ひやむぎ」の違いをご存知でしょうか?
なぜのっけからそんな質問をするかというと、母は何回言っても「そうめん」と「ひやむぎ」の違いがわからないのです。
今朝も「にゅうめん」を作ってくれた母。食べながら「これってひやむぎだよね?」と言う。
「違うって、これはそうめん!」
「だって茹で時間が2分だとそうめん、4分だとひやむぎって覚えてるんだよ。これは
3分だったもの」
「じゃあ、いくらか太いそうめんなんじゃないの?」
「そうかねぇ」
太さが細い方がそうめん(素麺)で、太い方がひやむぎ(冷麦)と教えているのだが、すぐに頭から消えてしまうらしい
で、ネット検索してみました。
小麦粉を練って縒りを掛けながら引き延ばしたものが「索麺」と呼ばれる「素麺」の起源。
一方、「ソバ切り」に対して「切り麦」と呼ばれたのが、今で言う「うどん」。それを熱くして食べるのが「熱麦(あつむぎ)」、冷たくして食べるのが「冷麦(ひやむぎ)」。
JAS規格で素麺と冷麦を太さで区分していますが、食文化の観点からいうと以下素麺と冷麦の違い。
○材料
冷麦:小麦粉、塩、水
素麺:小麦粉、塩、水、油
○製法
冷麦:切る(昔「切り麦」と呼ばれた)
素麺:手延(工程の過程で中空になります)
○熟成
冷麦:乾麺にするが、熟成はしません
素麺:乾麺にした後に熟成させます
→熟成の課程で油が抜け、冷暗所で一夏の熟成を経たものは「ひねもの」と呼ばれ最高級品となります。
ふ~ん、結構奥が深いんだ
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
関連記事