詐欺?

おやき

2010年12月14日 05:33


きのうお店に一本の電話がありました。

午前中、それも一番忙しい9時台にかかってきた電話。スタッフが出て「ようこさん、お電話です」と言う。

「どなた?」と聞くと「厚労省の年金課だそうです」

「厚労省?年金課?」

と受話器をもらって、「もしもし?」と言うと、

「もしもし、こちらは厚労省年金課のものですが」

「はい・・・」(この時点でかなり疑心暗鬼)

「今年の4月にですね、こちらからのお知らせが届いているはずなんですが」

「何の通知でしょう?」

「はい、医療費特別控除のお知らせです」

「いいえ、届いていませんが、どんな内容でしょうか?」(このあたりでかなり確信的)

「えーとですね、医療費が年間10万円以上かかったお宅とか、高齢者で身体障害者という方には医療費が還付されるんです。その通知ですが」

「あの~、うちは該当しないようですけど」(しまった!失言)

「あっ、そうなんですか。失礼ですがお年は60歳以下でいらっしゃいますか?」

「はい、そうです」(う~ん、残念!)

「あっ、それではこちらの手違いです。失礼いたしました!」と相手は慌てて電話を切ってしまった。

  ~~~~~~~

電話を切ってから「この電話、かなり怪しいよ」ってスタッフに言ったら、しばしみんなの仕事の手が止まってしまった

最初に戻って、まず「厚労省」と名乗る。「コウロウショウ」と言われて、まず高齢者の方は聞き返すはず。そして「厚生労働省です」と言われ「お役所から電話だ」と思う。それも「年金課」。自分たちの年金にいいことがあるのかしら?と思ってしまう。

でも、実は「厚労省」の「年金課」から電話なんてかかってくるはずがない。社会保険庁ならいざ知らず。

そして「医療費特別控除」だって!

年金課がどうして「医療費」を扱うの?訳がわからない。

でも高齢者の方は年金課というだけで、自分の年金を調べて電話をしてきてくれて、なおかつ「医療費」も丁寧に調べてくれたのだ、と思ってしまうのかも。

その先「うちは該当しない」と言ってしまったから先方は出鼻をくじかれ、60歳以下と聞いて慌てて電話を切ったのだ。

あ~あ、とっても残念なことをした。

これだけ確信的だったのだから、もう少し言葉の駆け引きをしてみたら面白かっただろうに。。。。

と、まあなんと罰当たり。世の中には還付金詐欺に遭ってる人もたくさんいるのだ。

でも、女性が世帯主、勤め先の電話番号もわかる、こんなリストがどこから流出してるんだろう?

もしかしたら、また新手の詐欺電話がかかってくるかも

「おやき」は信州のスローフードです。
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