6月のおやき詳細

おやき

2012年06月02日 06:01

きのうサラッと流した「6月のおやき」ですが、下記3種のおやき詳細をご紹介いたします。

「行者にんにくおやき」 ¥150



行者にんにくはユリ科の多年草で”アイヌねぎ”とも言います。アイヌねぎと言われるぐらいですから、主な産地はもちろん北海道。4月下旬~6月上旬が旬の山菜ですが、乱獲されるとなかなか自然に回復しないため、今や「幻の山菜」となりつつあります。しかし近年は栽培物が普及し、東北地方や中部地方の山間地でも栽培する農家が出てきました。それでも出荷できるまで育てるのに何年もかかるので高価な山菜です。

そんな「行者にんにく」ですが、ここ長野では戸隠産の栽培種が出回っています。天然ものよりは香りが弱いものの、そのまま食べるにはクセが強すぎます。そこで長野市産の菌床シイタケと玉ねぎを合わせて、中華甘味噌と豆板醤でピリ辛風に仕上げました。

山菜ビギナーの方も「幻の山菜」をまずは「おやき」でご賞味ください!

「梅ひじきおやき」  ¥130



鬱陶しい梅雨の季節は食欲も減退気味です。だけど、しっかり栄養のある食事はしたい!そういう時は「おやき」が絶対にお奨めです。特にあっさり味のおやき「梅ひじき」は梅雨の季節イチオシです。

梅とひじき? ミスマッチじゃないの?という声も聞かれそうですが、さにあらず。栄養的にも味覚的にも店主イチオシのお奨めおやきです。

梅は初代が手塩で漬けた自家製梅干。それを贅沢に叩いて練り梅にして使っています。ひじきはもちろん国産ものを使用。たっぷり入っている玉ねぎは梅肉の作用で、シャキシャキ感が堪りません。

「丸ごと新玉おやき」  ¥130




ようやく地場産玉ねぎが出始めました。新玉ねぎって、とっても甘くてみずみずしくて生のままでも美味しいですよね。

その柔らかい新玉ねぎを丸ごとスライスし、自家製辛味噌をサンドしました。

初代特製の辛味噌は、夏に収穫された有機唐辛子を無添加味噌に漬け込んだもの。味噌に辛味が移って唐辛子自体は辛みが飛んでいますが、それもみじん切りにして辛味噌に。

新玉の甘さに辛味噌がシンプルにマッチしています。


以上、6月のおやき3種、ぜひご賞味くださいませ。


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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