灰焼きおやき-続き
おとといアップした「灰焼きおやき」について、もう少しお話ししたいと思います。
灰焼きおやきを実際に見せていただくまで、わたしの灰焼きおやきのイメージは「昔の食べ物」「硬くて歯が立たない」という、かなり偏ったものでした。
ただ、読み物の中では「灰焼きおやき」は山間の家族を象徴する食べ物、命を繋ぐ食べ物とされていて、わたしの心の中ではわたしたちが普段食べるおやきとは別格な、ちょっと神聖なものと仕切りをしていました。
そしておととい、その「灰焼きおやき」を目の当りにして、そしておとうさん、おかあさんの話をお聞きして感じたこと。
それは、昔から食べ継がれてきたものは厳かである。
ただその一言でした。
歴史の重みもさることながら、食そのもの単体ではなくて、食を取り巻く環境までも取り込んで息をしているような「灰焼きおやき」。圧倒的な存在感でした。
何だろう、わたしの心の中で何かスイッチが切り替わったような、そんな不思議な感覚を覚えました。
これから郷土食「おやき」と向き合う中で、その根幹部分にしっかり根を下ろした「灰焼きおやき」の存在。
この出会いの日に感謝しながら、おやきを守っていきたいと思います。
さあ、きょうも早朝のご予約のお客様がいらっしゃいます!
元気で行ってきます!!
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
関連記事