ちゃのこ
きのうは小谷村へ「ちゃのこ」の製造見学に行ってきました。
小谷村でも中土地区で作られていたという「ちゃのこ」は、じゃがいもを茹でたところへ蕎麦粉と小麦粉を混ぜいれて生地にして、具は地元で採れた野菜を味付たもの。いわば、おやきの親戚みたいなものです。
昭和30年中頃にはお米が作られ始めたことにより消滅してしまった小谷村の郷土食が、食文化を保存継承しようという女性グループにより平成16年に復活したのです。
それからの道のりも平坦なものではありませんでしたが、やはりここでも縁の下の力持ちがひとり。彼女の存在なくしては「ちゃのこ」は存続できていなかったと思います。
火をつけた大鍋の中で、粉を練っていくのは男の人でも大変。それを彼女は他のメンバーが出勤してくる前に段取っておくのです。
伸びない生地で具を包むのも一苦労。それを焼いて、蒸かして、また焼いて。火を使うプロセスが4回もあって、それもまた夏場には大変な作業です。
こうしてできた「ちゃのこ」
かぼちゃ、つぶあん、ねぎみそ
どれもが素朴でやさしい味がしました。
宮沢さん、これからも応援しています! 「ちゃのこ」をもっともっと作り続けていってくださいね。
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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