バス回数券

おやき

2012年11月29日 05:51

最近、母がコツコツと断捨離を始めた。でも昔のモノを引っ張り出してきて、しみじみと眺めたり、思い出を語ったりするものだから、なかなか進まない。

ある日、わたしが帰宅すると「ようこ、こんなものが出てきたからあげる。まだ使えると思うよ。」と言って渡してくれたのは、川中島バス(ローカルな話ですみません)の回数券。それも40円券が手つかずに11枚綴られている。

「これって、だいぶ昔じゃないの?今、こんな色もデザインもしてないし。」

「だって、同じ会社の金券なんだから使えるよ。」と母。

わたしも『いくら昔でも回数券制度ができたのはそんなに昔じゃないし』と思い直して、駅前店スタッフが使っているバックの中に回数券を入れておいた。

すると、数日してスタッフが恐る恐るわたしにこう言った。

「ようこさん、この回数券なんですけど、本当に使えますか?」

「えっ?なんで?」

「だって、ここに、ほら。」と指差した先には、



<お手数でもご乗車の際は、車掌に乗車区間を告げ・・・

とある

スタッフ「これって、何年前ですか?」

わたし「知らないわ~。わたしが小さい頃は車掌さんが切符を切ってくれたけど・・・」

スタッフ「わたしは車掌さんが乗ってるバス自体、記憶にありませんけど。」

わたし「・・・・」

こりゃ、使えない


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

関連記事