井月おやき

おやき

2012年12月03日 05:54


先日、駒ヶ根に行った時にお邪魔した「割烹水車」さん。


そこで販売されていたのが「井月おやき」です。



「長野日報」より抜粋

伊那谷ゆかりの漂白の俳人、井上井月に魅せられた上伊那の商店主らでつくる「井月友の会」と、駒ケ根市中沢の主婦でつくる「中沢おやきグループ」は、井月が好んだとされるイノシシ肉を具材に使った「井月おやき」を開発した。土産にも便利なおやきの販売を通じて「井月を知ってもらい、親しんでもらうきっかけになれば」と同会。

おやきの開発は、井上井月にちなんだ製品の販売を通じて「井月を少しでも広めよう」と、同会メンバーの発案でスタート。おやきの具は会員で駒ケ根市の飲食店「水車」の社長、宮沢宏治さん(50)が試行錯誤を重ねて開発し、かつて井月が頻繁に泊まり歩いたという中沢地域のおやきグループに製品化を依頼した。

 井月はイノシシ肉を野菜などと煮込んだ「牡丹鍋」を好み、滋養豊かなその鍋を「薬喰(くすりぐい)」として句にも詠んでいる。同店では2008年にイノシシ肉を使った「井月丼」を商品化しているが、おやきは「味が違うし汁が出てはいけない」と宮沢さん。同グループの林由枝代表(75)も「肉を入れたおやきは初めて」といい、味付けや具の大きさを変えながら何度も試作を重ねたという。

 完成品はイノシシの肉と地元産のゴボウ、ナス、シメジなどをしょうゆとみそベースのたれで甘辛く味付けた。柔らかい肉は臭みがなく、シャキシャキしたゴボウの食感が食欲をそそる。おやきの表面には「井月おやき」の焼き印を入れて仕上げた。包装紙には「薬喰」を詠んだ井月の句も印刷し、紹介している。


断面の写真を撮ることも忘れて、つい食べ終わってしまいました

猪肉のおやきも栗のおやきも、ふんわりとした生地に包まれて優しい味わいに仕上がっています。

他に「柿入りおから」のおやきもあるそうです。


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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