母への小言

おやき

2012年12月16日 05:53


きのう用事があって、店から自宅へ電話した。

母は肩こりで家から出られないはずだから、電話には出るものと思って掛けたのだけれど誰も出ない。

もしかして自分の部屋にいるのかも、と思って携帯を鳴らすけれど出ない。

庭に出てるのかも、と思って30分ほどして電話してみる。

でも、両方出ない。

これはヘンだ! 少し体調がよくなったからって車で出掛けたのか

それから30分ほどして、母から電話が入る。

「どうしたの?」と母。

「どうしたの、じゃないわ。どこへ行ってたの?」

「庭でいろいろ仕事してたんだよ。」

「1時間も? 1時間前から何回か電話してるのに?」

「いろいろあるんだよ、片付けが。」

『横も下も向けない人が、何の用があるの?』と思ったが黙って電話を切った。

そして、今朝。

玄関にゴチャゴチャと荷物があるのが気になって、片付け始めたら、

見つけた! ドラッグストアの買い物袋!!

「お母さん、きのう車の運転したんでしょ! まったく!!」

「あっ、きのうね、畑に行ったら大根が根こそぎ盗まれてたの。」

「だから、何で畑へ行くの! 首が回らないのに!!」

「カマを忘れてたのが気になったんだよ。」

「わたしに言えばいいでしょ!何のためにこの3日間医者へ行ってるの?」

「だってお天気が良かったんだもん。」

「わたしが車を出してる意味がないでしょ! 何かあったらどうするの!!」

朝からお小言を言ってしまった

ほんとに無謀な80代だ。

自分がよくても、巻き込まれる人たちはたまったものではない。

首が横に回らないってことがどういうことか、その状態で運転することがどのぐらい危険なことか、わかりそうなものなのに

きょうの川柳はタクシーで行くと言ってるけれど、監視に家に戻ってきた方がいいかもしれない。


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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