子ども返り

おやき

2014年12月09日 06:01

このところ、母は些細なことですぐに怒り出します。そんな時はいつもそっとしておくのですが、昨夜はちょっと勝手が違いました。

明日に白内障の手術を控えている母ですが、実は瞳孔が開かず手術がむずかしいと言われています。なので、お医者さんを転々としながらも、一番信頼できる(と本人が言っている)ところで手術となったわけです。

ところが、おとといから鼻水が止まらず、きのうは熱まである始末。

おやき教室で忙しくさせてしまったのが原因と反省はしているのですが、それでも大人しくしていれば風邪は明日までに落ち着くだろうと思って、きのうも教室が終わってから店に戻る際に、「ちゃんとおとなしく寝ててね。熱があると手術できないんだから」とよ~く言い聞かせて出掛けました。

ところが、7時半過ぎに戻ってみると野沢菜を漬けてる!

「お母さん、何やってるの。ちゃんと寝てないと熱が下がらないでしょ!」

「いただいた野沢菜がダメになっちゃうんだよ。仕方ないだろ!」

「手術できなくなっても知らないよっ」

「いいよっ、できなくても!!!」といきなり怒鳴ります。

でも、きのうばかりはそっとしておくわけにはいかないので、

「野沢菜と、目と、どっちが大事なの! やっとキャンセル待ちがでて早く手術できるようになったのがダメになっちゃうでしょ!」

と言い放ち、2階に上がりました。

しばらくして階下へ降りてみると、母は外へでて漬物石を家の中に運び入れようとしてます。

「外へなんか出たら、それこそ熱が上がるわ。わたしがやるから!」

「いいよ!」とムキになっている母が漬物石に続いて、大根を漬けたタルを動かそうとして、タルごと横倒しにしてしまいました

塩水が部屋の中にざぁ~っとこぼれるわ、大根は飛び出るわ。そりゃ、大変な騒ぎになってしまい、

「もう~、止めてよ。お願いだからじっとおとなしくしててっ!!」と怒鳴り上げてしまいました。

すると母は「ごはん食べないから!」と、そのまま部屋に閉じこもり。。。。

そして今朝、インターホンで「頭が痛くて、熱があるから、朝飯作れないよ」と、母。

あ~あ、言ったこっちゃない。

子ども返りしてきた母に閉口した夜。

すみません、ブログで愚痴をこぼしちゃいました。

「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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