高齢者の運転
きのうの午後、おそばのお客様が皆お帰りになってひとり食器の片づけをしていた時、母から電話がかかってきました。
「ようこ、車ぶつけられた」って
「どうしたの?怪我はない?どこで?」矢継ぎ早に質問しても、本人も混乱しているからうまく説明できません。「とにかく、すぐに行くから」と電話を切って、あわてて店を飛び出しました。
電話で聞いた場所に行くも、車も母も姿が見当たりません。また電話を掛けて「お母さん、どこにいるの?」と聞くと、「今、交番に移動したの」と落ち着いた母の声。どうやらたいしたことはなさそう。。。
交番に行くと母の車があって、見ると左側の前後のドアにず~っと傷がついてえぐれてる。と、母が交番から出てきて「けがはないから大丈夫。わたしと同じ年のおばちゃんがぶつけたの」
母の後からその女性が出てきて「ほんとにすみません、すみません!」って平謝り。
「お互いに怪我がなくてよかったですね」とわたし。
「家族に免許を返上しろって言われている矢先に事故を起こしちゃって、どうしましょう」
この言葉にはわたしも返す言葉がありませんでした。母だって同じ立場ですから。
高齢者の運転はここのところニュースでも頻繁に流れていますが、とにかく危ない、と思います。きのうのその女性も脇道から出てきた時に左右確認を怠ってぶつけてしまったのですが、水泳教室の帰り道だったとか。疲れて注意力が散漫になっていたのでしょう。
それでも車社会の現代、高齢者は運転できなければ出歩くこともできず社会的弱者となってしまいます。
きのうの事故は、母が逆の立場だったらとゾッとする一方、母の免許についても深く考えさせられることとなりました。
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