車の価値

おやき

2015年03月12日 06:13

先日母がぶつけられた交通事故。

母の車は助手席側の前後のドアがガーッと削られ、後ろのタイヤ部分で相手の車が止まったためそこが大きく凹んでいます。

修理はほぼ不可能ということで廃車にするしかなくて、お蔭で中古にしても新車にしても買うしかありません。

母の車は20年もののカローラ。なので保険会社の査定は15万円です。

15万円では新車はもちろん中古さえも買えません。ほんとに当たられ損とはこのこと。

保険会社の査定は製造年を基準にしているので文句を言うつもりはありませんが、車の価値ってそれだけではないですよね。

乗ってきた年月の思い出も一緒に詰まってます。母は病床の父のもとに通うために62歳で免許を取り(自動車学校では最年長だったらしい)、それから父が亡くなるまであっちこっちにドライブに連れて行った思い出の車です。

事故に遭った当日、レッカー車で運ばれていく車を寂しそうに見ていた母。あの時が見納めだなんて可哀想過ぎます。

傍目は15万の価値しかない車でも、母にとっては金額がつけられないほどの価値があった車。

せめて廃車にする前に、母を連れてもう一度見納めに行ってこようと思ってます。


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

関連記事