母の鍋
きのう、家に帰って「ただいま~」と居間に入っていくと、母が「お帰り。今夜は鍋だよ」と言います。
「へぇ~、お母さんが鍋を作るなんて珍しいじゃない?」
母はあまり鍋が好きではないので、わたしが食べたい時に作るぐらい。どういう風の吹き回しだろう?と思って、
「どんな鍋を作ったの?」と聞くと、
「ほらっ♪」とフタを持ち上げてみせました。
「びっくり~!どうしたの?手間かけ過ぎ鍋っ!!」と、聞いてしまったのが失敗の巻(ー_ー)!!
それからとうとうと鍋の話が始まりました。
昼間スーパーへ買い物に行ったら、お肉売り場に年配の女性がいて豚肉を選んでいたのだそうです。すかさず母が「奥さん、お肉でどんな料理をなさるの?」と声を掛けたら、「お鍋でもしようかなと思って」
そうなんです、母はスーパーで見知らぬ人に声を掛けるのが平気、というか上手。
「きょうは寒いから鍋もいいわね。白菜がたくさん余ってるから、うちも今夜鍋にしようかしら。奥さんは白菜をどんな風にして使われるの?白菜って一玉あっても全然減らなくて。うちは2人家族だから鍋に使ってもほんの少ししか減らないの」
と、正確にこう言ったのかは知らないけれど、だいたいこんなもんでしょ(>_<)
すると、その女性が一玉あっという間に終わるという鍋を教えてくれたのだそうです。
そして、この鍋が出来上がった次第ですが、ここまで母の話はゆうに10分以上。昼間ひとりでいるから仕方ないね(^_^;)
それにしても、母のこの性格、というか図々しさはちょっと真似できないわ。。。って、わたしも80歳過ぎたら、こういうお婆ちゃんになってるのかしら???
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