かんだた
最近、飲み会ネタが多くて恐縮ですが、本日も美味しい酒処、蕎麦処のご紹介です。
きのう寒風吹き荒ぶ中、お邪魔したのが、手打ちそば屋「
かんだた」さん。
のっけから、雰囲気だけでこの「かんだた」さんが大好きになってしまいました。お店の佇まいは権堂にありながらひっそりとして静か、店内もそこここにさりげなく工芸品が置いてあって、古時計がカチカチと時を刻んでいます。1階はカウンターのみ、2階は古民家風の土間。ひとりだったら絶対に1階のカウンターに座って、ご店主と話をしたかったなぁ。
夜に伺ったので、当然日本酒とつまみから
最初は「帰山」で、お次は「天法」。
どちらも蕎麦処で飲むにはおススメの日本酒です。
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〆はやっぱり「ざる」。かんだたさんの蕎麦は「細く、軽く、粋なそば」とご店主が謳ってらっしゃる通り、のどごしもよく、サラッと胃袋に直行。つゆも甘さを感じさせず、キリッと1本筋が通った力強さがあります。
残念ながらざるそばの写真は食欲先行で撮り忘れたので、かんだたさんのホームページでご覧ください
「かんだた」という店名は、芥川竜之介の「蜘蛛の糸」で地獄から天国に這い上がっていこうとして失敗する男の名前。店名にもお品書きにもご店主のこだわりが見え隠れする、粋なおそば屋さんです
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