柏っ葉やきもち
ずっと暖めていた郷土食がありました。それは「柏っ葉やきもち」。
北相木村まで取材に行ったのが4年前。その時に作っていただいた「やきもち」が忘れられなくて、いつか作りたい、いつか作って教えていきたいと思っていました。
その思いがやっと実現しました。
作るのは簡単なのに、なかなか作れなかったのは「柏の葉っぱ」と「みかんの皮」。葉っぱを乾燥させての保存と、無農薬みかんの皮の保存と、それだけの手間をかけている時間がなかなか取れなくて。。。
来月3月に銀座NAGANOで「柏っ葉やきもち」を作ることになって、ようやく重い腰が上がりました。
作ってみると、やっぱり素朴で懐かしい味!(^^)!
「柏っ葉やきもち」というのは、
北相木村や川上村は、そのほとんどが山間部で昔から林業に携わる人が多かった地です。「柏っ葉やきもち」(または「かしゃっぱ餅」)は、炭焼き仕事で山に入る時に雑穀の粉とネギや味噌を持って行き、水で溶いて辺りにある木の葉に包み、炭焼きの灰の中で焼いたのが始まりだそうです。そこへ生姜、みかんの皮、唐辛子などが入り、家庭でも冬から春のおやつとして食べられるようになりました。
今では作る人も少なくなった貴重な郷土食です。伝えていかなくてはいけない味がまたひとつ。
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
関連記事