柏っ葉やきもち

おやき

2017年02月02日 07:37


ずっと暖めていた郷土食がありました。それは「柏っ葉やきもち」。

北相木村まで取材に行ったのが4年前。その時に作っていただいた「やきもち」が忘れられなくて、いつか作りたい、いつか作って教えていきたいと思っていました。

その思いがやっと実現しました。

作るのは簡単なのに、なかなか作れなかったのは「柏の葉っぱ」と「みかんの皮」。葉っぱを乾燥させての保存と、無農薬みかんの皮の保存と、それだけの手間をかけている時間がなかなか取れなくて。。。

来月3月に銀座NAGANOで「柏っ葉やきもち」を作ることになって、ようやく重い腰が上がりました。




作ってみると、やっぱり素朴で懐かしい味!(^^)!

「柏っ葉やきもち」というのは、

北相木村や川上村は、そのほとんどが山間部で昔から林業に携わる人が多かった地です。「柏っ葉やきもち」(または「かしゃっぱ餅」)は、炭焼き仕事で山に入る時に雑穀の粉とネギや味噌を持って行き、水で溶いて辺りにある木の葉に包み、炭焼きの灰の中で焼いたのが始まりだそうです。そこへ生姜、みかんの皮、唐辛子などが入り、家庭でも冬から春のおやつとして食べられるようになりました。

今では作る人も少なくなった貴重な郷土食です。伝えていかなくてはいけない味がまたひとつ。


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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