糸寒天?
おととい、蕎麦打ち師匠りつおばあちゃんのお宅で、昼食に「きゅうりと糸寒天の酢の物」を出していただきました。
母はいたく気に入ったようで「おいしいね、おいしいね」って、お代わりして食べたぐらい。
なので、きのうお店で同じようにきゅうりと糸寒天の酢の物を作って、家に持ち帰りました。
「ただいま~」と言って台所へ入っていくと、母がわたしの顔を見て「ようこ、糸寒天ってどういうの?」と聞くので、「どういうの?って、細長くて15cmぐらいにカットしてあるわよ。そこの食品庫にあったでしょ?」
「これがそうかな?って思って出してきたんだけど、糸寒天って書いてなかったよ」
「そんなはずないわよ。ちゃんと書いてあるはずだけど」
母はゴミ箱の方へ歩いていって「賞味期限が切れていたから、全部茹でちゃったけど・・・」
「茹でちゃったって!溶けてなくなっちゃうわよ」
「ううん、すご~くいっぱいできちゃった」と言いながら、ゴミ箱から空になった袋を取り出しました。
そこには「葛切り」の文字が・・・(-_-;)
「お母さん、それは糸寒天じゃなくて葛切り!鍋物に使ってるの!全部戻しちゃったって、どれだけ?」
母が冷蔵庫から戻した葛切りを出してきました。「賞味期限が切れてたんだもの、全部使わなくちゃって思ったんだよ」
「え~っ!こんなに戻してどうするの?冬じゃないから鍋物も食べたくないし」
かくして、食卓には「葛切りがた~くさん入った肉じゃが」と「正真正銘の糸寒天の酢の物」が並びました( 一一)
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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