最後の運転
丸なす3種の説明をするなんて書いておいて、すっかり放置していてすみません。3種の話はまた明日にでも。
きょうはまず、営業時間変更のお知らせを先に。本日は午後所用があり販売スタッフも学校行事でお休みのため、12時30分にて閉店させていただきます。全くもって勝手な店で申し訳ございませんm(__)m
さて、タイトルの「最後の運転」というのは、母のことです。
母は先月87歳になりました。子どもたちや回りから「運転はもう止めて」と言われて、今年1月には心臓のお医者様からも「運転はダメ」と言われて、この10カ月はハンドルを握ることはなかったものの、免許はしっかり確保していたのです。
「免許を返す時は山の家まで運転させてね」と言われており、月曜の夜に母が「水曜日に免許を返しにいくから、その前に山の家まで運転する」と言い出したので、きのうは朝早く家を出て、中条の山奥にある山の家まで出掛けました。
さすがに市街地を運転させるわけにはいかず、母には「山道に入ったら運転を交代するね」と言って、山道に入るまで私が運転。その後、山道に差し掛かってから母が最後の運転を始めました。
最初こそぎこちなかったものの、4,5分で勘を取り戻し、往復の山道をスイスイと運転しました。
市街地に戻ってきてわたしが交代しようとすると「もう少し、もう少し」と言うので、「約束守ってね」と強引に交代して、免許センターへ。
返納窓口にたどり着いたら、母はへとへとに疲れた様子、そして寂しそうな顔。
ぼそっと「きのうの夜は一睡もできなかったんだ」と母がつぶやいた時、思わず涙がじゅわっ。母が運転が大好きなことは娘たちが一番よく知っています。それを取り上げられる辛さもよくわかる。。。だけどね。
心の中で『ごめんね、お母さん』と言いながら、「さあ、帰ろう」と母の背中をそっと押しました。
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