柿すだれ

おやき

2018年10月23日 07:39


我が家の裏のお宅は、独り暮らしの80歳過ぎのおじいちゃんちです。そのおじいちゃんは最近ちょっと認知症を発症していて、民生委員さんやヘルバーさんが入れ替わり立ち代わり見守りに来ています。

そのおじいちゃんが先日我が家に柿を届けてくれました。スーパーの買い物かご一杯に渋柿と甘柿を山のように積んで、「いっぱい生ってるから、取ってきた。焼酎で渋抜いたら少し分けてくれ」と言って。

母が「はいはい、わかりました。ありがとう~!」と受け取り、その日のうちに焼酎を付けて仕込み、残りは干し柿になるように吊るしました。

その翌日、母がかごを返しに行くと、「えっ?俺が柿を届けたかい?覚えてねえなあ。まあ、たくさんあるからまた取って持ってくよ」とおじいちゃんに言われて、母はもう要らないと言えずに帰ってきたのでした。

ところが、それから2日間は柿が届かず。母は「ああ~、よかった!」と言っていたのですが、3日目になっておじいちゃんがまたかご一杯の柿を届けてくれたそうです。母が「先日もいただいてすみません」と言ったら、「ええ?俺が届けただかい?」とおじいちゃん。

そして、その翌日の日曜日。わたしが留守番をしているとピンポ~ン♪ 階下へ降りていくと、おじいちゃんがもう玄関を開けて入ってきていて、ビックリしています。前の日にもらった柿がまだそのまま置いてあって、『あっ!マズイ。何にもしていないのがバレちゃった!』と心の中で思っていたら、おじいちゃんが「えっ?柿あるだかい?誰から届いたんだい?」って。。。。やっぱりかご一杯の柿を置いていきました。

そしてきのう、またおじいちゃんが来て、玄関先の柿を見て「誰が持ってきたんだい?」とビックリしながら、またかご一杯の柿を置いていったそうです( 一一)

かくして、母は柿と悪戦苦闘。我が家のベランダは柿すだれが見事です( ;∀;) (またまた写真が横になってしまってすみません)




「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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