母の口癖
今朝の母。起きてきてぼーっとしているので 『ぼーっとしてるんじゃねえよ!』 と言いたいのを我慢して、「お母さん、お味噌汁の具をお願いね」と言うと、「はいよ!」といい返事。
冷蔵庫の前まで行ったのはいいけど、野菜室を開けてぼーっ。「お母さん、底の方に玉ねぎの皮をむいたのが入っているから、それと油揚げでいいわ」
「はいよ」と言って準備してくれました。それから、裏の入り口から外にでて細ネギの泥付きを一塊持ってきました。「お母さん、朝からそんな手間のかかるネギをこしらえなくても・・・」「自分でこしらえるから、口出さないで!」
とりあえず味噌汁に使う5,6本をこしらえて、残りはそのまま。食事が終わって、食器を片付けていたら「お母さんが洗うから、流しに入れておいてね」
「だって、細ネギもそのままだわ」「だから、それもお母さんがこしらえる」
「あっ、仏様のところの花瓶もおろしてきて。枯れた花を捨てて活け替えるから」 そう言って、母はすたこらさっさと自分の部屋に入ってしまいました。
最近の母はずっとこんな調子です。「お母さんがやるから」が口癖なんですが、とにかく腰が重たくなって、わたしが痺れを切らして全部やってしまいます。今朝もそう。
終わった頃に部屋から出てきて 「あっ、全部やってくれたんだね」って( 一一)
口は達者でも、やっぱり87歳。体はしんどくなってきているんですよね。
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