おやきの需要
緊急事態宣言が出された後の昨日、朝から閑古鳥が鳴くだろうと予想をしていました。
ところがお客様がチラホラとお見えになり10個、20個とまとめてお買い上げ、そしてお孫さんや娘さんへと発送のご依頼。夕方になってみたら完売でした。
朝一番に来られたお客様は「外出自粛だから、おやきをまとめて冷凍庫に入れておこうと思ってね」。この方は独り暮らしのご高齢の女性です。次に来られた方は「娘がおやきをストックしておきたいから送ってって言われたの」と、東京に住む娘さんへの発送。午後に来られた女性も「いざという時にすぐに食べられるから冷凍庫に入れておきたくて」と、ご夫婦とお子さん2人の4人家族。
皆さん、急に緊急事態に陥ったので何となくストックしておきたいのと、やはり遠くに住む家族への配慮と。
決して派手な食べ物ではないけれど、こういう時にホッとできる食べ物なんですね、おやきって。地域の食に寄り添う郷土食、携わってきた甲斐があったと感じた日でした。
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
関連記事