9月も7日になってしまいました。(ちなみに本日は定休日です。申し訳ございません!)
9月の新作おやきをご披露するにはだいぶ時差ボケですが、やっと写真を撮ることができたので、4作ご紹介いたします。
「大人のおやき」シリーズ第1弾
「ひとくちラムレーズン」おやき
お客様からのご要望で「大人テイストのおやきが食べたい」「お酒に合うおつまみおやきが欲しい」「ちょっと贅沢なおやきがいい」というお声をず~っといただいておりまして、王道おやきとは別の路線で何とか作っていかれないものか、と店主は考えておりました。やっとお盆も終わり、この9月より「大人のおやき」シリーズがスタートします。
このシリーズはすべて「ひとくち」サイズです。おつまみには「少しづつたくさん」が一番うれしい! だから食材もこだわって若干高めの贅沢品を使っています。
今月9月は「ひとくちラムレーズン」おやきです。
オイルコートされていない有機栽培の米国産レーズンを、ジャマイカ産のダークラム「マイヤーズラム」に漬けること1ヶ月。ほんとは1年でも2年でも漬けていたいのですが、今年は急遽思い立ったわけで、1ヶ月が限度でした。でも、来年はもっと美味しいラムレーズンを使えるように、今から来年用のラムレーズンを漬けておくことにしましょう!
このラムレーズンを甘さ控えめに練った白餡に混ぜ、センターにはラムレーズンテイストのクリームチーズを入れ、苦味の効いたココア生地で包み込めば、「大人のおやき」完成です!
「おさつカレー」おやき
秋の味覚といえばサツマイモ。この野菜を使わずして秋のおやきはない!
ということで、今年はサツマイモを使ったおやきを試作すること何回か。そして8月末日タイムリミットぎりぎりに完成したおやきが、この「おさつカレー」です。
ベースはインドの「サモサ」。これをサツマイモバージョンで作ってみたら、ほんとに不思議!甘味はオブラートに包まれて、直接感じる味覚はジャガイモのよう。でも、後味にほんのりと甘さを感じることで、カレースパイスの後味が残りません。
時間制限のある中で生まれたおやきですが、店主断然おススメのおやきになりました!
「きのこの秋」おやき
「きのこの秋」は信州産きのこのオンパレード。
「黒あわび茸」は、熱を加えても水分が出てこないため、食感は抜群。
「野生種えのき」は、栽培えのきの原生種と言われていますが、白い栽培えのき独特の臭みはまったくありません。
「たもぎ茸」は、単独で使うと菌の臭いが強く大変クセがありますが、他種と混ぜると不思議なことに臭いも味もみごとに融和し、味に深みを与えてくれます。
そしてお馴染み「エリンギ」「ひら茸」「ぶなしめじ」も加わって、ガーリックを効かせてピリ辛ぺペロンチーノ風に仕上げました。
6種類のきのこの他には、玉ねぎ、秋茄子、パプリカを投入。オリーブオイル、無添加コンソメ、ゲランド海水塩で優しい塩味に。きのこを何種類も使うことで、きのこ独特の深い滋味を感じることができます。
6種きのこの全部が、地元のきのこ園さん生産の新鮮なきのこです。
「月餅」おやき
お月見の時期には定番になった「月餅おやき」
実は心待ちしていらっしゃるお客様がた~くさんいらっしゃいます!
何が美味しいかって、お客様曰く軽い甘さと奥深い味なんだそうです
お月様をイメージして、くちなしの黄色で生地を色づけ、おやきの円をお月様に見立てています。本場の月餅は餡にごま油がたっぷり入っているため高カロリーですが、おやきの餡は油を一切使わず、こし餡に黒ごまと黒砂糖を合わせてコクを出し、クルミ、レーズン、あんずをさっくりと混ぜ合わせました。
クルミは地元長野市産、レーズンはオイルコートされていない有機栽培の米国産、あんずはもちろん地元の森産を使った自家製シロップ漬けです。
今月も美味しく楽しいおやきたちがデビューしました
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/