なぜおやき?

おやき

2009年12月22日 05:51

きのうある打ち合わせで、おやきに関する「Q&A」で揉めました。

県外の人は「おやき」について、どんな疑問を持っているのか?

おやきって何?から始まって、どんな具?、どんな粉?、いつ食べる?などなど、フツーの質問がピックアップされて、一件落着。

でも、わたしが提案した「おやきって、焼いてないのになぜおやきっていうの?」とか「なぜ温かくないの?」とかは落選~。

普段お客様と接している時に、県外からのお客様に聞かれる質問の多くはこの2点です。

特に、焼いていないのに「おやき」という、この疑問はたくさんの方が不思議に思っているはず。

答えは、昔は焼いていたから「お焼き」「焼き餅」と呼ばれていましたが、囲炉裏から竃(かまど)、ガスへと熱源が移行すると同時に製法も変わって(焼きから蒸かしへ)いき、名前だけが残った。

簡単に言えばそれだけのことなんですが、こういったことをキチンと説明できる人が何人いるのか?そういう基本の基をQ&Aに入れて欲しかったなあ。

その変遷の間に生まれて、現在も残っている製法もたくさんあるし。

「おやき」の歴史、不明なところが非常に多いけれど、紐解けるところから少しづつ解明していきたいと思ってます。

ちなみに「ふきっ子」は、焼いてから蒸かす製法です


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/


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