師走のおやき

おやき

2010年12月06日 05:34

12月もきょうで6日目。またまた季節おやきの詳細の紹介が遅くなってしまいました。すみません

さっそく下記ご紹介していきます。

「丸ごと里芋」



地元産里芋が出回る時期になったので、今年も待望のお目見えとなりました。
お待ちいただいているファンが多い「丸ごと里芋」登場です。

ようやく地元でもたくさん見かけるようになった里芋。でも親芋は筋っぽくて固く、子芋は柔らかくほっこりとした食感です。だから子芋だけを使って、丸ごと蒸かして、粗くつぶして、センターにバター味噌を包みました。バターの風味が里芋にピッタリです。

里芋は、親芋から子芋、孫芋がどんどんできるので、子孫繁栄の象徴として縁起物あつかいされてきました。仲秋の名月にお団子を供えるのは、昔里芋を供えていたなごりだってご存知でしたか?

「ぴり辛リンゴ」



「エ~~ッ?リンゴのおやき??」店頭に並ぶと毎年お客様がビックリされるおやき。
そうです、「リンゴを味噌と唐辛子で味付けしたおやき」です。何というミスマッチ!?
でも歴史は古く?初代が考案しデビューしてから「20年以上のロングセラーおやき」なんです。リンゴを生で食べるだけでは飽き足らず、味噌味おやきに変身させてしまうとは、リンゴが特産の長野ならではの贅沢!でもでも、食べてみると意外や意外。リンゴの新しい味に遭遇すること間違いなし!
2種類にカットされたリンゴを味噌と唐辛子でシンプルに味付けするだけ。甘くない?リンゴのおやきをぜひご賞味くださいませ。

「黒豆」



新年を先取り!ふきっ子おやきは12月に「黒豆」が登場です!
おせちで食べ飽きる前にぜひ「黒豆おやき」をご賞味ください。「黒豆に白餡」絶妙です!!

黒豆はもちろん自家製。きび糖と自然塩でことこと8時間煮た黒豆はホクホクとして滑らかです。その煮汁ももちろん大活躍。皮にたっぷり練り込みました。「もっと生地の色が黒くなる」と思い込んでいた店主はガッカリですが、意外と煮汁は色が出ません。ですが、たっぷりの煮汁が皮に入り込み、アントシアニンたっぷりのおやきになりました。

<美味しい野菜の味がするシリーズ>

「ゆず大根」



今年も冬大根が美味しい季節になりました。
  お馴染み東御市「たんぽぽ友農」の清水やよいさんから、有機大根がたくさん届いています。わざわざ「おやき用」に選別をお願いした、小ぶりだけれど大根の味が濃い美味しい大根です。でも、生の大根をそのままおやきにすると、とっても水っぽくなってしまいます。そこで一手間も二手間もかけて「おやき」に変身させていきます。

まず、厚く切った大根スライスをお日様に当てて日光浴すること2日。それから、ことことと酒粕、昆布で煮込んでいきます。大根の味を引き立ててくれる練り味噌には香りのゆずと味わい深い地元産樫胡桃、そして食感のもち米を加えました。冬大根の甘さと柚子くるみ味噌のまろやかさが口の中で混ざり合い、なんとも言えないホッとする味に仕上がりました。冬の寒い夜、暖か~いおでんのように、あたたか~いおやきを召し上がれ。


<大人のおやきシリーズ>

「ラムレーズン」(ひとくちサイズ)



オイルコートされていない有機栽培の米国産レーズンを、ジャマイカ産のダークラム「マイヤーズラム」に漬けること2ヶ月。このラムレーズンを甘さ控えめに練った白餡に混ぜ、センターにはラムレーズンテイストのクリームチーズを入れ、苦味の効いたココア生地で包み込めば、「大人のおやき」完成です!

今月もよろしくお願いします

「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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