SBC杯
きのう、その女子高生はトロフィーを手にお店に入ってきました。
タイトルのとおり「SBC杯」の最優秀賞に輝いたその子です。
2ヶ月ほど前だったでしょうか、お店に一本の電話がありました。
「今度、SBC杯という高校新人放送コンテストというのがあって、わたしはアナウンス部門にエントリーするのですが、おやきを取り上げたいと思ってます。ぜひ小出さんにお話を伺いたいのですが・・・」という内容でした。
いつでもどうぞ、ということで、さっそくその日のうちに彼女がお店に来ました。
聞けば家族じゅうおやきが大好きで、おやきの話を取り上げたいと思ったそうです。そして、わたしという人間に興味を持ってくれて、話を聞いてエッセンスを少しばかり原稿の中に入れ込みたいということでした。
2時間ばかり話したでしょうか。それでも彼女の持ち時間は1分30秒。そんな短い時間の中にどうやっていろいろな話題が盛り込めるのか。たぶん、おやきの歴史今昔ぐらいの話で終わってしまうだろうと思っていました。
それから1ヶ月ほどして、また彼女から電話。
「小出さんの話が出てくるのに映像がないとインパクトに欠ける、と先生に指摘されました。なので今から写真を撮りに行っていいですか?」とのこと。
すぐに写真を撮りに来て、帰りがてら「絶対に頑張ります!」と言って笑顔でお店を出て行きました。
そして、きのう・・・
SBC杯 長野県高校新人放送コンテスト
アナウンス部門 最優秀賞
満面の笑みを浮かべて「やりましたっ!小出さんのお陰です!!」と言ってくれました。
コンテストが終了してご両親に電話をした後、すぐにお店に駆けつけて報告をしてくれた、そのことに胸が一杯になったわたし。
「わたしなんて何もしてないじゃない。あなたの努力の成果!」
次は来夏にある全国大会に出場するという。
「また頑張ります!」とお辞儀をして帰っていった彼女の後姿を見ながら『わたしも負けていられない!』って思ったのでした。
でも、、、あの若さには負けるなぁ
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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