母と川柳

おやき

2011年01月25日 05:34


おとといの日曜日、母は川柳の会に飯田市まで高速バスで出掛けていった。

今朝はそのことを記事にしようと思っていたら、句が書かれた色紙を車の中に置いてきた、というので写真が撮れない。まあ、それは明日にでもアップすることにして、今朝は母と川柳の話。

母が川柳を始めたのは随分と前の話。川柳の前には俳句をやっていたのだが、やはり自由度の点で川柳の方が性に合っているらしい。

父が亡くなってから母は独り暮らしになり、川柳に没頭していった。

当時東京にいるわたしに、電話でいつも自作の川柳を読んで聞かせたものだ。そんな時分の話だから、もう10年も前の話だ。

ある日の朝、母から電話。「あのねぇ、川柳で大きな賞をいただいたんだよ」と、とってもうれしそうな声が弾んでる。「ヘェー、聞かせて」

「どっと来てどっと帰ってまたひとり」

聞いた瞬間『上手だな』という感想よりも、その頃の母の心情がストレートに伝わってきて心にグサッと刺さるものが先にきた。

「すごい、いいじゃない」

「賞をいただいて、すごくうれしかったんだよ」と素直な母だった。

そんな母と10年経った今は二人暮らし。少しは親孝行できているのかな?

いや、母が娘孝行をしてくれている毎日。

そんな今、母が詠む川柳は明るい


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