のびろおやき
今年は例年より春が遅かったために、春おやきの代名詞である「のびろ」も1ヶ月遅れのデビューになりました。
5月1日からの発売なのでまだ2日間ですが、とにかく「のびろ人気」は物凄い!
置いたそばから売れてしまいます。おやき1種類につき1個、2個ぐらいお買い求めいただくのが普通なのですが、のびろは5,6個から。
1個150円なので、高いと思われるお客様も多いと思いますが、今や「のびろ」は貴重品。そして滅茶苦茶手間がかかります。
リンゴ畑ののびろはスナスナと伸びて玉も大きく成長していますが、消毒を散布されている畑ののびろは使えません。その近くの畑も同じ。だから、母や知り合いに頼んで畑に植えてもらったり、栽培している農家さんから買ったり。
小さい頃当たり前に生えていたのびろを、今自分が買っているなんて信じられませんが、それだけ身近な自然が消えているんですね。
泥が付いたのびろをこんなふうに綺麗に拵えるには、スタッフ3人の両手を動因しても2時間はかかります。
のびろを買って人件費をかけて拵える。これが高くなってしまう理由です。
ほんとは150円でも破格なんです
それでも、野草の王様「のびろ」を待っているお客様がいる限り、のびろおやきは毎年作り続けます
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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