おやき教室
9月もきょうで終わりですね。
今月はイベントやらワークショップやらが目白押しでした。
そんな中で、先日25日に開催した視覚障害の方たちのおやき教室はとても印象的でした。
講師1人で生徒さん21名。かなり忙しく動き回っていたので、写真を撮れたのは試食になってから。なので、こんな写真しか撮れてません。
今までおやきを作りたくても、教えてくれる人がいなかったという方たちが非常に多く、とっても楽しみにしていました!とたくさんの方に言われてスタートしました。
が、健常者の方に教えるのとは全く勝手が違って、わたしがドギマギ。
「こうやって」とか「これを」とかっていう言葉が全く使えません。
全員に粉を練ってもらって触感を覚えてもらい、全員に1個分の生地の量を持たせ、全員におやきを包んでもらって、手を取り教えて回りました。
でもでも、ビックリです。
粉を扱うのでテーブルや床は粉だらけになるだろうし、おやきも穴あきになるかな?と思っていた危惧は吹っ飛びました。
どこのテーブルも粉は飛び散っておらず、包まれたおやきは健常者の方が作るよりもキレイに包まれていました。
感覚の鋭さと勘の良さの賜物でしょうか。
試食タイムには全員が感想を述べてくれて、おやきが作れてうれしい、家で一生懸命練習します、意外と簡単でビックリ、などなど、全員がまた作りたいと言ってくれました。
今までおやき教室を何回も開催してきましたが、この教室は一番うれしかった教室になりました。
そしてまた、教え方の基本を見直すいいきっかけにもなった教室でした。
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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