誕生日に

おやき

2011年10月21日 05:53


誕生日ネタが続いて恐縮ですが、先日誕生日の前日に店を閉めて家に帰ったら、台所にもち米が浸してありました。

その日の朝、「店で使うおこわがなくなったから、また蒸かしてくれる?」と頼んであったので、てっきりその米だと思い込んでいたら、翌朝。

「お誕生日おめでとう。きょうはお赤飯蒸かしてあげるからね」と言う。

びっくりして、「やめてよ!そんな歳じゃないじゃない。めでたくも何ともないんだから!」

「誕生日は誕生日!いくつになっても子どもの誕生日はめでたいんだよ」と母。

「は~い、ありがとうございます!」

と言って家を出た。

そして、お昼前。

母がそろそろお赤飯を持ってきてくれるはずの時間なのに、来ない。

12時を回っても、来ない。

『あれ~?どうしたかな?』って、要らないって言ったくせに気になってるわたし。

とうとう電話した。

「お赤飯どうしたの?」

「ああ、ごめん、ごめん。いろいろやっていたら時間なくなっちゃったんだよ。明日でもいいね?」

と聞いて、途端に不機嫌になったわたし。

「別に食べたいわけじゃないから、いつでもいいよ」と電話を切った。

ここではっきりと言っておくと、わたしはもち米の類が嫌いです。だから本当にお赤飯は食べたいわけじゃなかった。。。けれど、母が作ってくれるという気持ちを待っていたわけです。

翌日、一日遅れで届いたお赤飯の昼食。



スタッフに「娘のためにいつまでもお赤飯を炊いてくれるお母さんって、ほんとに羨ましいです」と言われ、照れ臭かったけどちょっぴり誇らしかったわたし。



感謝しています、お母さん


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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