誕生日に
誕生日ネタが続いて恐縮ですが、先日誕生日の前日に店を閉めて家に帰ったら、台所にもち米が浸してありました。
その日の朝、「店で使うおこわがなくなったから、また蒸かしてくれる?」と頼んであったので、てっきりその米だと思い込んでいたら、翌朝。
「お誕生日おめでとう。きょうはお赤飯蒸かしてあげるからね」と言う。
びっくりして、「やめてよ!そんな歳じゃないじゃない。めでたくも何ともないんだから!」
「誕生日は誕生日!いくつになっても子どもの誕生日はめでたいんだよ」と母。
「は~い、ありがとうございます!」
と言って家を出た。
そして、お昼前。
母がそろそろお赤飯を持ってきてくれるはずの時間なのに、来ない。
12時を回っても、来ない。
『あれ~?どうしたかな?』って、要らないって言ったくせに気になってるわたし。
とうとう電話した。
「お赤飯どうしたの?」
「ああ、ごめん、ごめん。いろいろやっていたら時間なくなっちゃったんだよ。明日でもいいね?」
と聞いて、途端に不機嫌になったわたし。
「別に食べたいわけじゃないから、いつでもいいよ」と電話を切った。
ここではっきりと言っておくと、わたしはもち米の類が嫌いです。だから本当にお赤飯は食べたいわけじゃなかった。。。けれど、母が作ってくれるという気持ちを待っていたわけです。
翌日、一日遅れで届いたお赤飯の昼食。
スタッフに「娘のためにいつまでもお赤飯を炊いてくれるお母さんって、ほんとに羨ましいです」と言われ、照れ臭かったけどちょっぴり誇らしかったわたし。
感謝しています、お母さん
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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