卵探し

おやき

2011年10月24日 06:04

「何、何?このタイトル?」と思って、アクセスしていただいた方にはつまらない話ですみません。

今朝、朝食に階下に降りていったら、メニューは「お粥」でした。

いつも4時半に朝食の我が家では、白飯は月に一回か二回。

どうしても喉が通りやすい「お粥」や「雑炊」、「乳麺」が朝食のメインメニュー。

そして必ず母が最後に鍋に卵を落としてくれるのです。

食卓について、わたしが鍋からよそうのは必ず卵から。(我が家では鍋を食卓に置いて、自分でよそうスタイルなので)


で、今朝も同じように片手にお椀をもって、お玉で卵を探しました。

でも5,6回鍋底をかき回しても卵が見当たりません。

「お母さん、今朝は卵忘れた?」

「入れたよ」

「だって、ないよ」

「ちゃんとよく見てごらん。真ん中に落としたんだから」

「だって、ないって」

「ちゃんと黄味が見えてたよ。」

「ほんとにないって!」

「どら、見てあげるから貸してごらん」

と、母がお玉を取り上げた。

かき混ぜてみるも卵は見当たらず、「ふたりで頭を突き合わせて鍋底を見つめている」の図

「あれっ?ほんとにないね」と母は台所へ。

しばらくして「あははははっ~」と大笑いしてる母。

「ごめん、ごめん。冷蔵庫から卵を出した記憶はあったから、絶対に入れたと思っていたんだよ。」と、手に卵を持って戻ってきた。

「どこにあったの?」

「ガス台の上さ。鍋の横に置いたまま入れるのを忘れてました!」

「もう~、しっかりしてくださいね!」


いつもならちょっと心配してしまう出来事だけれど、今朝の母の状態では仕方ないと思える。

昨日の老人センターの秋祭り。母はお手製の「お赤飯」と「お漬物」のパックを、それぞれ80個も用意してくれたのだ。普通の80歳でできる仕事ではない。

今朝はそっと寝かしておいてあげたかったぐらいだ。

母に感謝しつつ「卵なしのお粥」をいただきました


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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