卵探し
「何、何?このタイトル?」と思って、アクセスしていただいた方にはつまらない話ですみません。
今朝、朝食に階下に降りていったら、メニューは「お粥」でした。
いつも4時半に朝食の我が家では、白飯は月に一回か二回。
どうしても喉が通りやすい「お粥」や「雑炊」、「乳麺」が朝食のメインメニュー。
そして必ず母が最後に鍋に卵を落としてくれるのです。
食卓について、わたしが鍋からよそうのは必ず卵から。(我が家では鍋を食卓に置いて、自分でよそうスタイルなので)
で、今朝も同じように片手にお椀をもって、お玉で卵を探しました。
でも5,6回鍋底をかき回しても卵が見当たりません。
「お母さん、今朝は卵忘れた?」
「入れたよ」
「だって、ないよ」
「ちゃんとよく見てごらん。真ん中に落としたんだから」
「だって、ないって」
「ちゃんと黄味が見えてたよ。」
「ほんとにないって!」
「どら、見てあげるから貸してごらん」
と、母がお玉を取り上げた。
かき混ぜてみるも卵は見当たらず、「ふたりで頭を突き合わせて鍋底を見つめている」の図
「あれっ?ほんとにないね」と母は台所へ。
しばらくして「あははははっ~」と大笑いしてる母。
「ごめん、ごめん。冷蔵庫から卵を出した記憶はあったから、絶対に入れたと思っていたんだよ。」と、手に卵を持って戻ってきた。
「どこにあったの?」
「ガス台の上さ。鍋の横に置いたまま入れるのを忘れてました!」
「もう~、しっかりしてくださいね!」
いつもならちょっと心配してしまう出来事だけれど、今朝の母の状態では仕方ないと思える。
昨日の老人センターの秋祭り。母はお手製の「お赤飯」と「お漬物」のパックを、それぞれ80個も用意してくれたのだ。普通の80歳でできる仕事ではない。
今朝はそっと寝かしておいてあげたかったぐらいだ。
母に感謝しつつ「卵なしのお粥」をいただきました
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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