11月のおやき
きのうの「村田さんの納豆おやき」に続いて、11月のおやきのご紹介です。
紫芋&りんごおやき ¥130
4年前から登場している「紫芋」のおやきですが、今年は少しバージョンアップです。
丸ごと蒸かした紫芋を熱いうちにつぶし、そこへグラッセした紅玉りんごとそら豆餡、くるみダイスも一緒にザックリと混ぜました。そして、エッセンスにシナモンをちょっと一振り。
お芋の素朴な甘さとリンゴの酸味が口の中に広がり、あっさりとした甘さが後を引きます。ミルクティを練り込んだ生地が紅茶のかすかな渋みを残すために、食後にサッパリ感が感じられるおやきになりました。
紫芋には多くのアシル化アントシアニンが含まれています。この成分には肝機能改善効果、血圧上昇抑制効果、便通促進効果、精神機能向上効果、血液サラサラ効果などなど、様々な機能性があることが証明されています。
たくさんの機能効果がある紫芋。アンチエイジングを目指す女性には欠かせない野菜です。
丸ごと里芋おやき ¥130
地元産里芋が出回る時期になったので、今年も待望のお目見えとなりました。
お待ちいただいているファンが多い「丸ごと里芋」登場です。
ようやく地元でもたくさん見かけるようになった里芋。でも親芋は筋っぽくて固く、子芋は柔らかくほっこりとした食感です。だから子芋だけを使って、丸ごと蒸かして、粗くつぶして、センターにバター味噌を包みました。バターの風味が里芋にピッタリです。
里芋は、親芋から子芋、孫芋がどんどんできるので、子孫繁栄の象徴として縁起物あつかいされてきました。仲秋の名月にお団子を供えるのは、昔里芋を供えていたなごりだそうです。
里芋が持つ独特のぬめりはガラクタンやムチンという成分によるもので、炭水化物とタンパク質が結合した水溶性の食物繊維です。ガラクタンには血圧やコレステロールを下げる効果や、脳を活性化させ、ボケを予防する効果があり、ムチンには胃や腸の潰瘍を予防し、肝臓を強化する効果があるそうです。
以上、今月のおやき3種、と11日から発売の「白和えおやき」、よろしくお願いいたします
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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