1月のおやき

おやき

2012年01月06日 06:06

年初の「年玉おやき」の次は、弊店の「1月のおやき」のご紹介です。

今月は3種。新春らしいおやきもラインナップです。

「七草おやき」 ¥130  <1月15日までの限定おやきです>



芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)の春の七草に、味の助っ人長ねぎを投入。“七草粥”のイメージで、優しい塩味に仕上げました。



七草はいわば日本のハーブです。七草それぞれに効能があります。 お正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはもってこいですね。本来はお粥で味わう七草ですが、おやきの七草もオツなもの。

年初定番となった「七草おやき」。店主が自分で自慢するのもナンですが、七草粥より絶対においしいですっ

「キムチおやき」 ¥130



今年もようやく自家製無添加キムチ登場です!

当初は株ごと漬けていたのですが、場所は取るし、漬ける作業も大変。一気に漬け込むと酸味もどんどん増してしまいます。ということで、“切り漬け”に転向。チョコチョコと漬けることができるので、おいしいうちにおやきにすることができるようになりました。



“手作り無添加キムチ”が主役なら、“野沢菜かぶ”は名わき役。このかぶの甘味がキムチには欠かせません。 “せんぞ突き”でついたかぶをセイロで蒸かすと甘味がグッと増します。そして、ドカッと冬ネギを投入。

忘れちゃいけないのが辛味をマイルドにしてくれる“チーズ”。辛いけど、チーズが口の中で辛味と絡まって後に辛味を残しません。

今冬、ハマって欲しいキムチおやきです

「ほんのり梅」 ¥130

早春の花はやっぱり“梅”!

目からひと足早い春を感じていただこうと、とっても色鮮やかな春らしいおやきに仕上げました。



このおやきに欠かせないのが甘く漬けたカリカリ梅。この梅を刻んで白餡に散らし、外からもうっすらと見えるようにセンターに埋め込みました。



この梅漬けは初代である母の親友「敦子おばさん」が、丹精込めて一粒一粒丁寧に漬け込んでくれたもの。
6月の梅雨時に一晩塩漬けした青梅を、そのあと紫蘇と一緒に砂糖漬けします。手間ひまかかった梅漬けですから、大切に使わせていただきます。

この甘酸っぱい梅の味は白餡と最高のマッチング。甘味と酸味がほどよい上品なおやきに仕上がりました

以上、1月のおやき3種、ぜひご笑味くださいませ。


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

関連記事