百十そば
やはり一夜漬けのタチは生まれつきのようです
「百十そば」とは。。。昨夜わたしの思いを一枚の紙にしたため、メニューとしました。
さあ、百十そば開店です!
山の師匠に作っていただいた一枚看板。
「百十そば」をお出しする日だけ入口に掲げます。
「百十そば」とは
信濃町に住む「りつおばあちゃん」に初めてお会いしたのは、りつおばあちゃんが100歳の時でした。100歳だというのに、朝から家中を雑巾掛けしたり、畑仕事をしたり、はたまた新聞を隅から隅まで読んだり、日本酒をたしなんだりと、およそ世の100歳とはかけ離れたお元気すぎる姿に仰天し、おまけに美智子妃にも手ほどきをされたことがあるほどの村のそば打ち名人とお聞きして、すぐに弟子入り志願をして早4年。月1回のペースではなかなか上達もままなりませんでしたが『おばあちゃんが打つなめらかなそばを何とかマスターしたい!』という一心でそば打ちに励んできました。
りつおばあちゃんが打つそばは、信濃町産の霧下蕎麦粉100%と水だけ、つなぎは一切なしの十割そばです。それだけにおいしい蕎麦粉でなければ、おいしい十割そばは打てません。だから、りつおばあちゃんが生まれ育った信濃町の霧下蕎麦にこだわりました。玄蕎麦で仕入れた霧下蕎麦を、朝一番で挽き、打って、茹で上げます。巷にはそば屋がたくさんあって、それぞれにおいしさにこだわりを持ってそばを打っていると思いますが、わたしが打つそばはりつおばあちゃんのそば、それだけです。
現在104歳のりつおばあちゃんは、わたしが初めてお会いした時のまま、とってもとってもお元気です。これからも、そして110歳を超えてまでもお元気で長生きされるようにとの願いを込めて、弟子のわたしが打つ十割そばを恐れながらも「百十そば」と命名させていただきました。
おやき屋としては一人前?でも、そば屋としてはまだまだ半人前です。そば打ちはもちろんのこと、そばつゆも試行錯誤の毎日ですが、少しづつ精進してまいりたいと思っておりますので、皆様にもどんどんご助言をいただきたいと存じます。 店主
メニューは2種のみ
1.百十そばセット(小鉢、三種盛り、デザート付) 1,200円(税込)
2.百十そばセット( 上記 +焼きおやき) 1,350円(税込)
当面は定休日の毎週水曜日11時30分より開店、売り切れ次第終了とさせていただきます。数に限り(まだ腕が追い付かないので少量生産です)がありますので、できる限り前日までのご予約か、お電話で確認(℡026-284-2934)の上ご来店くださいませ。
さあ、これから「そば屋の出汁巻卵」を作ってから、蕎麦打ちです
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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