煮豆
この時期、ストーブを使用しているご家庭が多いと思いますが、ストーブの上はやかん専門、というお宅も多いのでは?
我が家は母がストーブの番をしていますが、最近は「りんごバター」を作るのに夢中になっているので、やかんの登場は半分ぐらいでしょうか。
わたしが知る限り、一番ストーブの熱を活用しているのは蕎麦打ち師匠のりつおばあちゃんです。
「あ~、もったいない、もったいない。何かストーブにかけるものないかい?」って、いつも娘さんをたきつけて鍋をかけているのです。だから冬場にお邪魔すると出していただくものはほとんどストーブ料理です。
昆布巻、角煮、煮物、煮豆。。。コトコト煮るものはすべてストーブ。そんなお料理の中でも、おばあちゃんの一番のお得意は「煮豆」。いつも2,3種類の煮豆が登場します。皮がやぶけず、それでいて中まで軟らかく、甘過ぎない味付けが絶妙。
でも、でも、実はわたし甘いものが苦手、豆類が苦手、ときているので、あまり箸が進みません。おばあちゃん、ごめんなさい、なんです
ところが、きのう「手亡」(白いんげん豆)の煮豆が届きました。娘さんが川柳の会に持参して母に渡してくれたのです。
煮豆が苦手といっておきながら、この手亡だけは大好きなわたし
さっそくいただいてみると、甘過ぎず軟らかすぎず、ほんとに絶妙な味わい
手亡は皮がすぐに軟らかくなってしまうので、煮るのがとってもむずかしい豆なんです。
さすが104歳のストーブ料理名人 感服いたしました。
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
関連記事