つゆは一生
明日は「百十そば」の日です。お蔭様で明日もご予約がいっぱいとなっておりまして、来週以降のご予約をお受けしております。申し訳ございませんm(__)m
このブログでも、蕎麦打ち師匠のことから、蕎麦打ちのこと、「百十そば」のこと、いろいろと書いてきましたが、実は前から、そして今も一番悩んでいるのが「そばつゆ」です。
ご存じのようにそばつゆは「かえし」と「出汁」を合わせて作りますが、かえしも出汁もその割合によって当然味も香りも全然変わってきます。
最初は師匠の娘さんから伝授されたそばつゆを作っていましたが、そのうちにネットでいろいろと勉強を始めて試行錯誤が始まり、自分でも何とか『これなら!』と思うものが出来上がりました。
でも、それでも10人が10人おいしいと思うそばつゆか、と言えば永遠にそれはあり得ないこと。
焼津の鰹節会社の方が時々お店に顔を出してくださるので、先月来られた時にそばつゆを数種類味見していただきました。
「かなり出汁が出てるし、市販のものと明らかに違ういい味になってる。いいんじゃないのかなあ」とお世辞混じりに仰っていただきましたが、その言葉に続いて、
「でもね、ようこさん!『つゆは一生』っていう言葉があるんですよ。それだけ奥が深くて正解がない。誰もが試行錯誤して一生苦労するんですよ」と言われてしまいました。
「味噌も醤油も長野県はおいしいじゃないですか! 醤油も長野県のものを使った方がいいですよ」と手痛いアドバイスもいただき。。。
さっそくその翌日に長野県の醤油を使ったかえしを仕込んで、きのう出汁と合わせてそばつゆを作りました。
さてさて、明日のお客様の反応はどうでしょうか
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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