早春の味
早春の味「ふきのとう」をいただきました。
「もう?」と言われそうですが、実はふきのとうは晩秋に芽を出しているものもあるんです。
それが雪の下でずっと春を待っていて、雪解けとともに一気に成長するのです。
いただいたふきのとうは、雪解けを待たずして採られてしまったわけです。
天ぷらにしていただきました。
やっぱり、香りや苦味が弱い。
野菜の旬って大事です。その時期を迎えずして、または遅れて収穫されたものは、野菜が持つパワーが感じられません。
わたしたち人間は、野菜の命をいただいているわけです。その命が一番輝く瞬間にいただくことが、野菜に対する礼儀だと思うのです。
一番大好きなふきのとう、だからこその思い入れもありますが、せっかく雪を耐え忍ぶために芽を出したふきのとうが早々に摘み取られてしまった姿を見て、ちょっと切なかった日でした。
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
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