鹿の被害

おやき

2014年10月16日 06:00


きょうは月一回、第3木曜日の定休日ですが、朝から原稿書きで机の前に缶詰状態です

なので、チョコッとブログで息抜きを。。。

おとといの朝の続きですが、切実な話とはお願いしている農家さんの蕎麦畑が鹿の被害に遭っていたのです。

蕎麦の収穫をお手伝いした後、その農家さんにもご挨拶に伺いました。奥様が「まだ畑から戻ってきていない」と仰るので、畑までお邪魔したところ、、、

目の前に広がる蕎麦畑は、刈り終わった後かと見まごうばかりの荒れ状態

倒された蕎麦がほとんどで、かろうじて立っている蕎麦の先にもほとんど実が残っていません。

その蕎麦畑を茫然と見つめているご主人の姿がその先に。。。声の掛けようもありませんでした。

「どうしてこんなことに?」

「2,3日目を離したら、こんなザマだ。鹿にやられただわ」

「だってこんなに畑全体をメチャメチャにしちゃうなんてひどい」

「5,6匹で来たんだわ、きっと」

ふと目を上げると、1mの農道を挟んだ隣の蕎麦畑は無傷で、蕎麦がたくさん実ってます。

「道路挟んで隣が無事なのに、何でこの畑だけ?」

「さあなあ・・・」

鳥獣被害は年々増えるばかりとニュースで聞きはするものの、さすがに目の前にその惨状を見せつけられると言葉も出ませんでした。

「今年はダメだな」

って、ちょっと待って! そば屋の開業は???

大丈夫、その分ぐらいは他の畑で間に合うよ、と言われホッ

電柵を設置すればかなり被害を押さえられるものの、その設置費用はバカにならず、ましてや蕎麦畑に設置となると蕎麦を売っても大赤字だそうです。

獣たちとのせめぎ合いで頭を悩ませる農家の現状は本当に厳しく、当たり前のように口にしている穀物や野菜は、農家の方たちの苦心の賜物、と感謝しなくてはいけないと痛感した日でした。

「おやき」は「信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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