一物全体
夕食に(というか、酒のつまみに)「二十日大根」が出ていました。母が言うにはこの時期の赤大根は美味しくないのだそうですが、わたしが好きなので見かけるとつい買ってきてしまいます。
10月に横山タカ子さんの講演を聞いてから、母は大根をこんな風に仕上げて食卓に出すようになりました。
「丸ごとをいただく」それが「一物全体」
にんにくは皮付き丸ごとを漬け込み、野沢菜はかぶから葉先まで全部を野沢菜漬けにし、大根も根っこから葉っぱまでタクアン漬けにする。そうすることで味に深みがでるし、滋味が増すのだそうです。そして何よりも、「命」を全部いただくという感謝の気持ちが大事。
だから、二十日大根もかぶの部分を手に持って、葉の部分だけを湯がいて巻いて。そして全部丸ごといただく。
でもね、、、春先の柔らかい葉先はこうすると本当に美味しくいただけそうですが、ハウスものの二十日大根は湯がいても芯が固くて美味しくなかった、です
やっぱり、季節に逆らわず「旬に旬を丸ごといただく」のが一番です。
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