切干大根
たぶん消費者の方々はご存知ないと思いますが、実は業界では「切干大根」が枯渇状態です。
なぜかというと産地偽装事件が多発して以降、国産信仰が始まり、産地宮崎県ではどんどん切干大根の価格が上昇し始めました。そして昨年の秋以降、従来の価格の3倍、4倍と跳ね上がり、それでも在庫がない状態に突入。
ついに宮崎県産の切干大根は業者が購入できなくなりました。
それでもお店には並んでいる・・・・そうなんです。
現在は消費者向けの個袋販売のみ。だからスーパーに行けば買えます。
でも大量に切干大根が必要な業者からは悲鳴が上がっています。
おやき業界もです。だって「たかが切干、されど切干」です。「切干大根」のおやきが好きなお客様は大勢いらっしゃいます。メニューから消すことは簡単にはできません。
今年、宮崎県産が入手困難になり始めた頃、取引業者の方から「鳥取産」の切干大根なら手に入るという情報を入手し、おやき事業者さんたちに声を掛けました。
一番心配だったのは「品質」
でも使ってみたら宮崎県産よりも上質で手も掛からない。声を掛けた自分も一安心の品だったし、仲間も喜んでくれたし
だから今は「島根産」の切干大根で、しばらく「切干おやき」は安泰
でも今年の秋以降、また切干大根の争奪戦が始まりそうな予感が。。。
昨年に続いて宮崎は天候不良で大根が不作という情報もあり、秋大根の収穫次第で価格が乱高下しそうです。
「切干大根おやき」も価格を上げざるを得ない?
それより何より手に入らないこともあり得る
「切干大根」にうなされる日々はまだまだ続きそう
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
関連記事