弟子の蕎麦

おやき

2011年05月27日 05:51

昨日の続きです。

100歳のおばあちゃんから手取り足取り教えていただいて、ポイントポイントはしっかりおばあちゃんが押さえて、出来上がった十割蕎麦です。



蕎麦が若干太いのはご愛嬌ってことで

とにかく「練り」が命の蕎麦打ち。初めて打って「打ち直しなし」っていうだけで満足です。

「初めて打ったにしては上出来!」と師匠からお褒めの言葉をいただいたけれど、おばあちゃんはとにかく褒め上手ってことを忘れちゃいけない!

そしておばあちゃんの娘さんは81歳。この方と母とが川柳仲間だったから、100歳のおばあちゃんとつながったご縁なんですが、この方がまたお料理上手なんです。

「山の中だから買物にも行けなくて、地のものしかないんですよ」って言いながら、見事な山の幸のオンパレード。



「ねぎの辛子味噌」




「筍と湯葉の白和え」




「凍み大根と鰊の炊き合わせ」




「蕨のおひたし」


どれもこれも、おばあちゃんの健康を考えて薄味で高たんぱく低カロリーです。

決してこの親子ほど長生きできないと思うけれど、わたしたち親子もこんな風に歳を重ねていけたらいいなあと、心から思える素敵な親子です

このお宅にはお客様が朝から晩までひっきりなしに訪れます。若い方からご年配まで。

「さあさ、どうぞ、どうぞ。お上がりくださいな」とふたりで笑顔で迎えてくれるから、年がら年中笑いが絶えないお家です。

そんな笑いも、おばあちゃんの長寿の秘訣です

「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/

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