2011年12月15日
削り器
先日、お師匠さんのお宅にお邪魔した際に見つけたもの。
これ、今や滅多にお目にかからないですよね。
鰹節の削り器です。
でも、これは普通の削り器ではないんです。
蓋の裏側にストッパーとなる刃がついていて、鰹節が小さくなっても安全に削ることができる優れもの。
その名も、
「にんべん式安全削器」とあります。
昔、お師匠さんの娘さんがにんべんに勤めていた頃に、この安全削器が製造されて、社員全員が一器づついただいたのだそうです。
今、にんべんのHPを見ても、安全削器は販売されていないので、これは貴重品かも

でも、削り器を見ているだけで心が落ち着くし、昔懐かしくなります。
ゆっくりと鰹節を削って、料理をする。
こんなユッタリズムの生活を取り戻せたら、とつくづく思うのでした。
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子のお八起」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
Posted by おやき at 06:03│Comments(3)
│道具たち
この記事へのコメント
これと同じもの、私が高校生の時まで
実家で使ってました。
小さくなった鰹節を削るのは本当に大変でした。
まさかと思うけど、年末に実家に帰ったら
捜してみようと思います。
もし、あったら、もらってこようかな。
実家で使ってました。
小さくなった鰹節を削るのは本当に大変でした。
まさかと思うけど、年末に実家に帰ったら
捜してみようと思います。
もし、あったら、もらってこようかな。
Posted by 椿 at 2011年12月15日 10:44
椿さま
やっぱり郷愁を誘うでしょう?わたしも欲しくなっちゃったもの。夕飯の前に削り節を削ってって言われると、テレビを見られなくてイヤだなあって思ったこと、ついこの間のように思い出します(笑)。
やっぱり郷愁を誘うでしょう?わたしも欲しくなっちゃったもの。夕飯の前に削り節を削ってって言われると、テレビを見られなくてイヤだなあって思ったこと、ついこの間のように思い出します(笑)。
Posted by oyaki at 2011年12月16日 05:52
茨城のある古物商による。1000円の値札、精算で今日から半値500円だという。もちろん、ほそく笑みで求めめる。箱はケヤキ製、組み木も本格、重厚である。かんなも樫の台、にんべん印の刃である。これからの老後が楽しみ。自家菜園から菊の花(もってのほか)を摘み鰹節で晩酌のさかなとした。
Posted by 浩君 at 2012年10月28日 19:27