2016年06月28日
心が折れた母
「ふきっ子おやき」の店の前は、ご存じのように「丹波島橋南」の長野行き方面のバス停があります。
そこには盛り土をしてブロックで囲った花壇が4つあるんですが、長野市の予算が回らないせいか、いつも草ボウボウの状態です。母が店を切り盛りしていた時はセッセと草取りをしていたらしいのですが、わたしの時代になってからは人繰りも大変でとてもバス停までは手が回らずにいました。
昨年両膝の手術をした母は、今年俄然元気になって庭や畑をセッセと草取りしたり、野菜を管理したり。とても今年85歳とは思えない働きぶりです。そんな母がやっぱり気になったのがバス停の花壇でした。
「あんなに草ボウボウにしていたら、お店までみすぼらしく見えちゃうよ」
『そんな風に感じるのはお母さんだけだと思うけど』と、心の中では思っても口チャック(>_<)
そしてこの1週間の間にチョコチョコとお店の裏に車を停めて、バス停の花壇の草取りをし始め、おとといの朝は草取りが終わったと思ったらサルビアやペチュニアの苗を買ってきて植え始めました。
草の量は大きなゴミ袋に8袋(しっかり者の母ですから、ゴミ袋だけは支所へ掛け合っていただいてきたんです(>_<))。
苗を植え終わった頃には11時を回っていて、4時間以上も太陽の下で仕事をして汗だくで帰っていきました。それでも「きれいになったよ!」と清々しい笑顔で。
そしてきのうのこと。お昼過ぎに「苗の様子を見に来た」と言って、車を停めてバス停に歩いていったと思ったら、すぐに戻ってきました。
「見て~っ、これっ!」とサルビアの花を数本持ってお店に入ってきた母の顔は怒りを通り越して青ざめていて、「ほんとにがっかり! 荷物を置いたか何かしたんだよきっと。根元から折れちゃった」と本当に寂しそうでした。
バス停を利用されている方は母が市のシルバーさんとでも思ったのか、作業をしている母にどなたも声を掛けなかったそうです。それでも、きのうまで草ボウボウだった花壇が、きれいになって花の苗が植わっていれば大事にしようと思ってくれないのでしょうか?
母だけではなく、チョコッとだけしかお手伝いしなかったわたしも心が折れました(T_T)
「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/
Posted by おやき at 06:23│Comments(2)
│母
この記事へのコメント
日曜日、楽しみにしてます。もし、測ったり先にやっといたほうが良ければ早めにいきますが?
世の中みんな周りの景色を楽しむ余裕がないんですかね。アルプスが綺麗すぎてサルビア負けちゃったかなぁ
世の中みんな周りの景色を楽しむ余裕がないんですかね。アルプスが綺麗すぎてサルビア負けちゃったかなぁ
Posted by oka at 2016年06月29日 22:36
okaさん、おはよ~!
ありがとうございます、お気遣いいただいて!大丈夫ですよ。来月は定番中の定番でいきますから!(^^)!
そうなのね、みんな忙し過ぎて、自分のことしか考えられないのかも。サルビアも十分美しいのにね。
ありがとうございます、お気遣いいただいて!大丈夫ですよ。来月は定番中の定番でいきますから!(^^)!
そうなのね、みんな忙し過ぎて、自分のことしか考えられないのかも。サルビアも十分美しいのにね。
Posted by おやき
at 2016年06月30日 06:09
