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プロフィール
おやき
おやき
おやき屋2代目。小さい頃は食べ過ぎて好きじゃなかったおやき。でも「おやき屋」になったからには「美味しいおやきを作るぞ!!」との志は高く?でも石橋を叩くどころか、かる~く飛び越えて行っちゃう無鉄砲、お気軽、極楽トンボです!
こんな2代目が店主をつとめる信州おやき専門店【ふきっ子おやき】です!!
オーナーへメッセージ

2015年12月20日

家宝


このところ蕎麦包丁の切れ味がちょっと落ちている気がして、どこかで研いでもらおうと思っていました。ただ一本しかないので、研ぎに出してしまえば蕎麦は切れないし、どうしようかなと思って、師匠の娘さんに「どこかいいところありますか?」と相談しました。

そしたらやっぱり信濃町。鍛冶屋さんが研いでくださるっていうから包丁を持ってらっしゃい、と言われて、先日師匠のお宅まで包丁を持っていきました。

「助かりました。これ、よろしくお願いします」と、わたしの包丁を娘さんに渡すと、横にいた師匠のりつおばあちゃんが、

「陽子さん、包丁を預かっている間、うちの包丁を持っていって使っていいからね」と言うので、

「とんでもない!おばあちゃん、これば美智子様も使われた大切な包丁でしょう?わたしが預かるなんて恐れ多くて」

「いいの、いいの。ここに置いていたって誰も使わないし、ず~っと使っていてもいいんだよ」と、師匠。

「いえいえ、これはこの家の家宝なんですから、絶対にお借りできません!」と、わたし。

すると娘さんが、「陽子さん、我が家の家宝はその包丁ではなくて、この105歳の母。母が家宝なんですよ!」って、師匠の肩を抱き寄せました。

そしたら、師匠もニコニコして、「そう、わたしが家宝です!(^^)!」

「はい、恐れ入りました! ありがとうございます。素直にお借りしていきます」

というわけで、今はわたしの手元にある師匠の大事な蕎麦包丁。今朝はこの包丁で蕎麦切りをしました。今週のお客様はラッキーですね!(^^)!

ただし、本日はすでにご予約でいっぱいです。明日、あさっては空きがありますので、ぜひ師匠の包丁で打った「百十そば」をお召し上がりくださいませ。

家宝


「おやき」は信州のスローフードです。
「ふきっ子おやき」HP→http://www.fukikko-oyaki.com/


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Posted by おやき at 06:09│Comments(0)蕎麦打ち
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